パリのはじっこ

パリのはじっこ在住coco、仏人夫と2016年生まれの息子との毎日。美味しい物を食べて丁寧に暮らし、     出来るだけポジティブに!

サーターアンダーギー

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日本の実家の直ぐ近くにスーパーがあって、時々店内入り口でたこ焼き
やたい焼き等の出店が現れますが、私達が滞在していた間に、なんと
沖縄揚げ菓子のサーターアンダーギーをその場で揚げるお店が出て
いました。

お出かけの際はそのスーパーの前を通るのでいつもとってもいい香りが
漂っていましがた、私は特にファンではなく喉が詰まるという印象しかなく
通り過ぎようとしたのですが、おじさんが小さいベビーカステラサイズの
ものを差し出して“お母さん、僕ちゃんにこれどうぞ”と。
いやいや、まだ揚げ物なんて与えてませんから、とお断りするとなんで?
何歳なの?と聞かれて応えると“お母さん、育児書の読みすぎだよ~、
たまには大人が食べても美味しいと思うものもあげなくっちゃ”と言われ
ました。

これだけ読むとなんだか失礼な人ね、と思うかもしれませんがこの
おじさん、見た目で直ぐに分かる通り沖縄の方でした。愛想らしい顔を
してあの柔らか~い優しいイントネーションで言われると、あらそうかしら
なんて思ってしまいました。

最近はそうでもありませんが日本に帰るまでは本当に食に厳しくして
きたと思います。以前も書きましたが原材料は細かくチェックしていたし
私も不要な物は与えないようにして調味料も極力抑えて来たと思います。
何より何でも茹でただけで喜んで食べてくれていたのでその必要も
なかったし。

ところが日本に発つ前あたりから好き嫌いも激しくなり毎日の食事に困り
果てていたところ、実家で母親のアドヴァイスを色々受けて少し受け止め
る気持ちが広くなっていたというのもありますがおじさんの言葉にパっと
明かりが差したような気持ちになりました。

そんなおじさんに、原料や油のお話を聞いたりして少し安心したのも
あり差し出してくれた揚げ菓子を受け取るとまだほんのり温かい。
tintinに食べたい?と聞くと食わず嫌いのtintin、愛想らしいおじさん
にも打ち解けていたのでうんうんとうなずくとそのままあっと言う間に
1つ食べてしまいました半分ずつの予定だったのに。。

上に書いたように、それまでの数週間“食べる”という事に本当に
消極的だったtintinが喜んで食べる姿をみて私もなんだか嬉しくなり
結局そのミニサイズのものを1袋購入する事に。
ソフトな押し売りが成功したおじさんですが、その後何度そこを通って
もいつも1つくれるんですね
家にあると食べたがるのでもう買いませんよ、と言っても誰もいない
から暇してるだけだよというおじさんと何度か立ち話を楽しみました。
さすがに今日はいただけませんよ、とクギを刺してもいいっていいって
と言いながらまた進めてきます。

店じまいの日に偶然通りかかったらびっくりした顔をして、もう今日で
お終いなんだよ、楽しかったねぇと残念そうにお話してくれました。
沖縄kidsを見慣れているせいかtintinの顔が濃いとか何とかと言って
くる事など1度も無かったおじさん(十分顔が濃い)と出会って色々
私の考えも変わりました。

あちらは“1度しか買ってくれなくて残念だなー”と思っているかも
しれませんが私にはありがたい出会いとなりました。
ありがとうございます、おじさん
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プロフィール

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Author:coco
お料理が好きなcocoと偏食な仏人夫luluに2016年7月、息子tintinが生まれてバタバタの日々。ガチガチbio人間ではないけれど、出来るだけナチュラルな物を取り入れつつ、前向きな日々が送れればなぁと願いながらパリのはじっこからお届けいたします。

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